中古住宅探しのポイント
あなたはどんなポイントで中古住宅を探していますか?
- 学校区・駅近などの立地条件で探す
- 予算に合いそうな物件を探す
希望した立地で予算内の物件があった、ヨカッタですね、では次に検討するポイントは?
- キレイだ!
- すぐ住める!
キレイな中古住宅にはワケがある!
中古住宅は以前生活していた方の使い方によっては、非常にきたない住宅があります。
- 手入れが行き届いていない
- 内装のあちこちがキズだらけ
- 壁の隅がカビだらけ
- 床がボロボロ
これが理由です。だから、リフォームをしてキレイな住宅にしてから売りに出されるわけです。
このような住宅をお化粧された住宅と呼んでいます。
リフォームされた中古住宅は奨めない!
私はリフォームされた中古住宅はお奨めしていません。
何故なら・・・・リフォーム前の状態がわからないからです。
欠点だらけで、そのままでは売れないからリフォームしたのですが、ではどんな欠点があったのでしょう。
- ご主人がヘビースモーカーで内装がヤニだらけ
- ペットがいたため、内装や建具がキズだらけ
- 断熱性が悪く、結露やカビがひどかった
- 外壁の通気性が悪く凍害を起こして、外壁がボロボロ
- 耐震性が悪く、地震のたびに大きく揺れて、内装がヒビだらけ
- 断熱性が悪い
- 通気性が悪い
- 耐震性が悪い
これらの原因を改善してからリフォームしたのでしょうか?
聞いても答えてくれないかもしれませんし、どんな方法で直したのか、正確な情報をくれないかもしれません。
欠点があるから中古住宅
中古住宅は、汚れている・キズついているから中古なのです。
欠点がそのまま見えるからこそ、中古住宅の状態を確認でき、欠点を直しながら正しい方法でリフォームが出来ます。
我慢できるところは我慢をしましょう。床の日焼けや表面のキズ・凹みなど、どうせ入居したらすぐ傷つくかもしれません。あまり気にすることではありません。それよりも
- 床の構造は大丈夫か
- 耐力壁の量と配置に問題はないか
- スイッチやコンセントなど、位置は大丈夫か
- 換気性能や断熱・気密性は大丈夫か
- 床下や小屋裏換気は大丈夫か
- 外壁のメンテナンスはあと何年後か
- 給湯器や暖房器具は何年もつか
中古住宅購入の時に、今後10年以内にリフォームやメンテナンス、機器の交換が必要なものをリストアップしましょう。
- 住宅購入時に行った方がいい工事
- 2~3年以内には、必ず行わなければならない工事
- 5~10年以内に行うことになる工事
予算面で余裕があれば、購入時にBまでの工事は一緒にやってしまいましょう。
意外と不便なスイッチ・コンセントとテレビ端子の位置
地上デジタルテレビが本格され、テレビは薄くそして大きくなってきました。今までの位置でいいのでしょうか?
電気の器具や配線類は、内装工事が終わってしまうと変更が出来ません。
工事前であれば、好きなところに器具を追加したり、パソコンのLAM配線を行うことも出来ます。
リフォーム済の中古住宅を買ってしまうと、こんなことが将来内装工事をやる時まで待たねばなりません。
それとも、せっかく工事が終わったばかりの内装をやり直ししますか?
もったいないですね!!
リフォーム済の中古住宅は高いの? 安いの?
リフォームされた住宅・・・・・リフォーム工事にいくらかかったか教えてくれません。
だから・・・・・高いか安いか?わかりません!!
現状のままで中古住宅を購入し、リフォーム工事を自分で発注する方が、よほど費用の内容は明確ですし、何より自分の好きなようにリフォーム出来ることの方がいいのではないでしょうか。
ここまで読まれて分かりましたよね!
リフォーム工事は自分でやろう!!
リフォーム工事の大事なポイント
中古住宅にはいろいろと直したい部分があります。
- キッチンを交換したい
- 収納を増やしたい
- 壁紙を張替えたい
そのような欠点が無いことを確認してから、購入を決めリフォームの具体的な計画を進めます。
これだけは確かめよう! 中古住宅の欠陥
- 雨漏れが過去に無かったか
雨漏れがあった場合、すでに修繕工事を行っているケースでは、修繕工事の方法を確認します。 - 基礎の外側に大きなヒビ割れがないか
表面モルタルのヒビと、基礎躯体のヒビとを間違えないように。 - 外壁にヒビわれや劣化・変形がないか
雨風の影響によるものと、室内からの湿気が原因の場合があります。 - 床下にもぐって、湿気の状態を確認する
シロアリの被害や、土台の腐れなどを確認します。 - 床にたわみや大きな揺れ・ぐらつきがないか
ほとんどが構造的な問題ですが、簡単に直るものもあります。 - 小屋裏にもぐって、通気性がよいかを確認する
通気性の悪い住宅は、夏はすごく暑くなり、構造体の耐久性にも影響します。 - 床に傾斜がないかどうか確認する
一定以上の傾きがある住宅は地盤や基礎に問題がある可能性大。 - 壁の隅に大きなカビが発生
石膏ボードなどの内部からカビが発生していないかを確認します。 - 壁にヒビが入っている原因を調べる
材料の乾燥収縮が原因の場合と、構造的なことが原因の場合があります。
以上のようなことを、購入決定前に確認します。
それほど難しいことでは無いのですが、いざ、自分で調べようと思うと、なかなか出来る事ではありません。
最近では、中古住宅の検査診断を行う会社もあります。例えば、こんな会社です。
⇒ 欠陥住宅・瑕疵などの建物調査を行う住宅検査センター
検査・診断の費用は7万円ぐらいから10万円ぐらい、内容によって多少費用が違うようです。
今後は、こんな仕事をする会社が増えてくると思います。
住宅の購入は、人生の中でもたいへん大きな買い物です。
中古住宅の現状確認に少しだけ費用をかけて、あとあと後悔の無いようにして下さい。
中古住宅購入前の点検診断サービス(ホームインスペクション)
札幌圏の中古住宅をご検討中の皆さんに、中古住宅の点検・診断を行なうサービスを提供しています。
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